断糖食の調理の工夫

断糖食の調理の工夫

断糖食では、肉類や魚介類、卵などはいくら食べても大丈夫ですが、それでも、ご飯やおそばが大好きだった患者さんなら、寂しい気持ちになるでしょう。
ケーキなどの甘い食べ物が食べられないと落胆する女性や、お寿司を食べながらビールを飲みたい男性もいらっしゃる筈です。

 

 

そこで、荒木先生が医院長を務める崇高クリニックでは、糖尿病の患者さんに出される食事メニューはどのようなものが出るのか、断糖食の調理の工夫を見ていきましょう。

 

 

まず、入院中の断糖食メニューにお寿司も出るんですね。
油揚げに包んだおいなりさん、赤みのマグロの握り、貝柱を使った軍艦巻きなども出るようですよ。

 

 

また、市販の即席だし汁がへんな味に感じられる舌をやしなってほしいということから、毎日、カッオ節や昆布でとった清汁が出るようで、これを味わっていると化学調味料の味に嫌になるようになるみたいです。

 

 

その他にも患者さんが「食べていいんですか?」と驚くようなメニューもあります。
卵かけご飯、焼きおにぎり、雑炊など、どれも美味しくて患者さんに喜ばれているようです。

 

 

もちろん、炭水化物は血糖値がすぐに上がってしまうので、ご飯は使いません。
お米を使うのではなく、豆腐を工夫して、ご飯そっくりの食感していただいているのです。

 

 

いわゆる豆腐ライスですね。
これは自宅でも簡単に作ることが出来ます。作り方は簡単で、100グラムの豆腐なら40グラムになるまで水分を絞って、ふるいで裏ごしするだけです。

 

 

そうすれば、ちょうどご飯くらいの粒くらいの大きさになって、パラパラになります。
これは特許を申請されていますが、ご家庭で真似する分には全く問題ありません。
私も自宅で作っていますが、かえって水分が飛んでいるので、チャーハンなどを作るにはちょうど良いですよ。

 

 

ご飯ならお茶碗1杯食べただけでおよそ35g前後の糖を摂るようになりますが、豆腐ライスなら糖質がゼロですから、お腹が一杯になるまで食べて大丈夫です。

 

 

また、崇高クリニックでは、患者さんの為にふすまパンを開発されて販売されています。
これを主食のご飯をこれに換えるだけでも血糖値が下がるので、患者さんの間では魔法のパンとも呼ばれているようです。

 

 

食パン型やハンバーガーに使える丸いコッペパン型、サンドイッチにも使えるロール型、デニッシュ、クロワッサンのように仕上げたものもあるようです。
これは自分で焼いて作るのは難しいですが、ふすま粉を使ってピザなら水を加えてこねて生地を作って焼くだけなので、簡単にできそうです。

 

 

これに豚肉や魚介類などトッピングすれば、ピザも作れます。
また、同じようにふすま麺もあり、そばが好きな人には同じような食感なので、喜ばれているようです。

 

 

また、豆腐粉などを提供されているようで、これを使えばケーキを焼くこともできます。
甘味料はステビアやラカントSなどを使えば、血糖値は上がらないので、砂糖の変わりになり美味しく食べられます。

 

 

また、自宅で断糖食をするなら野菜が入らないので、冷凍できるものも多いので、時間がある時に作り置きしておくと便利ですね。
このように断糖食でも、調理を色々工夫をして楽しんで続けることが大切です。

 

 

現役エリート医師が教える、糖質を摂らない一番理に叶った食事法!

 

荒木式糖尿病克服プログラムの詳細を見てみる